更年期障害

夏の疲れと猛暑対策 〜“自分を守る整体的セルフケア”のすすめ〜

こんにちは。

連日35℃を超える猛暑、夜になっても下がらぬ熱帯夜──まさに「身体が休まる間がない」そんな日々が続いていますね。

実際、私のクライアントさんの中でも、最近になって次のような不調が目立ってきています。

  • 朝起きた時から身体が重い

  • 夜眠りが浅く、熟睡できない

  • 足がつる、ふくらはぎが硬くなっている

  • 微熱や喉の違和感が続く「夏風邪」

  • 食欲不振や内臓のもたれ

  • イライラや気分の落ち込み

これらはすべて、「夏の疲労」と「体温調整の乱れ」、そして「自律神経の酷使」が引き金となっています。


なぜ“夏の不調”が起きるのか?

猛暑が続くと、体内では想像以上のエネルギーが「冷却作業」に使われます。

体温を保つために血流は皮膚表面へと集中し、深部体温は上がり、内臓は冷えてしまいます。

そこに冷房・冷たい飲食物・睡眠不足が加わると、身体は交感神経優位になり続け、リセットする余裕すらなくなってしまうのです。

それが、「足のつり」「胃腸の不調」「免疫力の低下」となって表れてきます。


 

では、どうすればこの2ヶ月を乗り切れるのか?

端的に言えば、「自律神経と循環のケア」が鍵です。

以下は自宅で簡単にできる、当院の現場経験に基づいたセルフケアポイントです。

 

🔹1. お腹を温める(腹部の神経叢ケア)

冷たいものを摂った日は、寝る前に温タオルで下腹部を温めるだけでも内臓疲労が回復しやすくなります。

🔹2. 足首とふくらはぎのリセット

夜、足がつる方は足関節の可動と筋ポンプ機能が低下しています。軽いアキレス腱のばしや足指の運動で、ふくらはぎの血流改善を。

🔹3. 仰向けでの深呼吸&盆の窪の軽擦

盆の窪(後頭骨下部)を軽く撫でるように擦ることで延髄レベルの緊張が和らぎ、呼吸が自然に深まる人が多いです。これは当院の施術でも即効性が見られる手法ですね。


 

整体が果たせる役割とは?

こういった夏特有の不調に、整体はどんなサポートができるのでしょうか?

🔸1. 身体の熱のこもりと冷えの同居を解く

施術により表層と深部の温度差を調整し、体温調整力そのものを底上げします。

🔸2. 自律神経のモード切替を支援

身体を調整することで、自然と副交感神経優位に導き、睡眠の質や内臓の回復力が高まります。

🔸3. 骨格的な偏りからくる局所的な負担を解消

例えば、骨盤のゆがみで鼠径部のリンパの流れが悪くなっていたり、肩甲骨周辺の緊張で呼吸が浅くなっていたり


この時期に、整体を受けることの“意味”

この夏のように、毎日がストレスフルで自己回復力が落ちていく状況下では、「整えておく」ことが何よりも価値を持ちます。

整体は単なるリラクゼーションではなく、身体の機能を目覚めさせ、“自然治癒のスイッチ”を入れる時間なのです。

ポイントは自律神経系〜交感神経と副交感神経のバランスを回復するのが最適な技法となります。

最近よく多用しているお腹の施術=腹部内臓神経叢のリセットワークがまさにそれにあたります。

お腹を網羅している交感神経系のハブステーションである代表的な腹部神経叢を緩めることで、疲弊した自律神経バランスを整えているのです。

「なんとなくダルい」「熱はないけど疲れが抜けない」──

そのサインは、“整えどき”の合図かもしれません。


最後に

季節と向き合い、身体と対話しながら過ごすことで、夏はけっこう快適に乗り越えられます。

今年の夏、猛暑との付き合い方を“身体から変えて”みませんか?

お気軽にご相談ください。あなたの夏を軽やかにするお手伝いを、全力でいたします。

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