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新月の生理と満月の生理

地球上に住む生物の生理作用は、意識するしないに関わらず月の満ち欠けの影響を受けています。

農業では、現在でも旧暦による種付けが行なわれていますし、

ウミガメの出産を始め、自然界の動植物は月の引力の影響下で

あらゆる営みを行なっている様です。

 

 

人もまた然りです。

満潮時に出産が増え、干潮時にあの世へと帰って行く人が増える。

まさに人生の最初から終焉までは、月の満ち欠けと同調しながら行われているかの様です。

 

男性に比べて骨盤の横幅が広く、仙骨の動きの大きな骨盤を有する女性は、

骨盤に生じる揺らぎが仙骨副交感神経叢に影響するため、

自然界の変異に対して、男性より敏感であるのが普通です。

 

しかし、男性がテストステロンを大量に分泌させながら作り上げた現代の競争社会の中で、

バリバリとキャリアを形成して行けば行く程、骨盤の動きが無くなり(男性化し)

本来持っていた「女の勘」的な閃きが鈍り、より理論的になり、女性器は悲鳴を上げながら壊れて行く。

 

 

この様な女性の頭蓋骨は、まるでヘルメットをかぶった様にガチガチの頭をしています。

「子供が欲しくても出来ないんですが…」

さもあらん、ですね。

 

 

ヨガのイントラやピラティスの指導者などのクライアントからよく聞かれることがあります。

 

 

「生理は満月に来た方がいいのですか?

それとも、新月に来た方がいいのですか?」

 

 

この考え方の大本を探ると、インドの伝承医療「アーユルヴェーダ」の源になっている

「ヴェーダンダ哲学」に起因しているか、中医学の源書である「黄帝内経」がその発祥だと思うのですが、

ボディーワークを行なっている人、自然療法が好きな人などは、かなり気にしている人が多いと感じます。

 

 

その答えは、「男性と一緒に暮らしている女性は新月に排卵し、満月に生理になる。そうでない人はその逆の周期になる」と言われています。

 

 

私の考えは、「どっちでもいいし、月の満ち欠けに則していなくてもいいんじゃない?」です。

なぜその様に思うのか?

その理由はいくつもあるのですが、まず、ヴェーダ哲学5000年前、黄帝内経4000年前の書物ですから、当時とは気候、風土、民族はもちろん、生活環境も、人間自体もまったくと言っていい程、変化しているので、昔の概念はあまり当てはまらなくて当然だと考えているからです。

 

なぜそのように考えるかと言うと、私が大学を卒業し〜整体の学校を卒業した翌年くらいでしょうか、

中医学を習っていた織田哲也先生が、「黄帝内経には昔の人たちは云々〜でも今は云々〜、という下りが書いてある。4000年前とは比べ物にならないくらい、現代は古典が通用しないくらい生活が変わってしまった」

とおっしゃっていた一言が、その後も妙に自分の中でありまして、

「そうか、病気を考えてるというのは、その時代の背景なども踏まえて、広義に物事を認識すべきなのだ。」

という、今の自分では当たり前になっている考え方の骨子があるから、「満月に生理が来ようが、新月に来ようがどっちでもいい」と、そのように考えているのかもしれません。

冷暖房、クルマや電車での移動、添加物山盛り、遺伝子組み換え食品、電磁波、放射能。。。

自然とはほど遠い生活をしながら、「生理作用が自然の摂理とは異なっている!」からって、それって何ら不思議ではないし、逆に、この現代においてピタッと月の満ち欠けに沿って生理が来る人の方がミステリアスと言うか、お見事!!アッパレです。

 

 

しかし、自らの身体と食事、運動や想念などを整えて行き、心身共に健康を実感する様になり、

自然と生理周期が月の満ち欠けにあって来るというのは、よく聞く話です。

 

ですから、たとえ今までがぜんぜん月の満ち欠けとは関係ない生理周期であっても、

決して落ち込む事は無い。しかし、生活全般の改善をして、自然の摂理に、自分の身体を

合わせて行く努力はした方がいいですね。

 

身体と心の持つ自然性を回復して行く知恵は、

当院の自然手技療法の中にギッシリと詰まっています。

是非ともお役立てください!!

 

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