厚生労働省の健康調査によると、国民の4人に一人が腰痛を抱えており、2500万人が変形性膝関節症に苦しんでいる、のだそうです。実際に腰痛も膝の痛みも本当に多いです。
そして厄介なことに、腰痛も膝の痛みも一度発症するとなかなか治らなないで、慢性的な痛みへと移行するという性質を持っています。
なぜすっきりと治らないのでしょうか?
痛みを引き起こす根本的な原因は、はたしてどこにあるのでしょうか?
なかなか治らない腰痛や膝の痛みを抱えてしまう人には二つの共通項が見られます。
一つ目は「筋力が弱い」こと。
そしてもう一つが、筋力が弱いために「正しい関節運動ができていない」ことの二つです。
正しい姿勢を保ち、正しい動作を行うためには必要最小限の筋力が必要です。
正しい姿勢を取るための筋力が弱いために、前後左右上下の筋肉バランスが欠けて、ゆがんだ動作を毎日毎日、何年間も繰り返しているために、ある日突然、関節が悲鳴を上げ、痛みが生じてきます。
これはたいへんだと、医療機関などで痛みを生じている腰や膝などの局所の治療を行い、一旦は痛みが無くなるかもしれませんが、筋力を高めて、正しい関節運動を習得していかない限り、痛みは何度でも繰り返し戻ってきて、慢性腰痛、変形性膝関節症へと進行していくケースがほとんどです。
筋力を高めるためには運動が必要です。
しかしこの運動も闇雲にやればいいのかというとそうではなく、やる気満々でジムなどに入会して運動を始めても、かえって体を壊す、痛みが悪化してしまう人が少なからずいらっしゃるのです。
体の動かし方にも確固たる法則があります。
一番最初に動かしていかなければならないところが、「下腹部」、昔でいう「臍下丹田」という部位です。
呼吸で肛門を引き上げていく感じで下腹部を絞り上げていくのですが、このメソッドに関しては昨年、集英社刊〜My Age という本に詳しく掲載をさせていただいたので、よろしければこちらをご覧ください。
↓ ↓ こちらはMy Ageの記事をyahoo newsで取り上げていただいた時のURLです。こちらでも読めます。
まずは体幹部の中の肛門力を強化して、コアの安定を図ってから体を動かしていくのが運動の基本です。
肛門力が抜けたまま運動を行うと体はかえって壊れてしまいます。
十分に肛門力がついてから、腰痛なら腰痛に対処して運動を、膝の痛みなら膝の痛みに必要な運動を行うのです。
一人一人顔かたちが異なるように、十把一絡げに腰痛といっても千差万別で、必要とされる運動は異なります。
せたがや手技均整院では、手技療法により骨盤〜背骨〜四肢の関節〜全身の筋肉のリセットワークを行い、その人に必要な運動をパーソナルトレーニングという形でご提供しております。
自分に必要だと思われる方は、下記よりご連絡ください(一般矯正 + 体幹トレーニング)。
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