これは日常生活に於ける身体活動が豊富な方が胚移植後の妊娠率が高く、しかし運動習慣の有無は妊娠率にはあまり関与しない事や、就業は体外受精の成績にいい影響を与えるなどの報告記事です。
初期流産は染色体異常や感染症によるもので、運動によって流産率が高まる事はない、という事はわかっている事なのですが、やっと授かった赤ちゃんの事を思い動きたく無いという気持ちもわかりますね。
▼女性の運動習慣や就業と体外受精治療成績の関係
・女性の運動習慣の有無は治療成績に影響を及ぼさない
・女性の就業は体外受精の治療成績によい影響を及ぼす
・女性の仕事の負荷は治療成績に影響を及ぼさない
韓国のインジェ大学の研究者らは、女性の運動習慣や仕事をすることが体外受精の成績にどのような影響を及ぼすのかを調べるために試験を実施しました。
体外受精を受けている284名の女性(35.4±4.4歳)に、治療前に運動習慣や仕事をしているか、仕事の負荷についてアンケートを行い、治療成績との関係を調べました。
その結果、仕事をもつ女性(54.7%)は仕事をしていない女性(47.3%)よりも妊娠率が統計学的に有意に高かったとのこと。
ただし、仕事の負荷と治療成績は関連しませんでした。
一方、運動習慣がある女性と運動習慣のない女性の妊娠率にも違いは見られませんでした。
▼日常や胚移植後の身体活動と治療成績との関連
・普段から身体をよく動かしている女性のほうが体外受精の妊娠率が高い
・胚移植後の身体活動レベルは妊娠率に影響しない
アメリカのノースカロライナ大学の研究チームは、体外受精を受ける迄、日常生活でどれくらい身体を動かしているのか、また、胚移植から妊娠判定迄の間の身体活動が治療成績にどのような影響を及ぼすのか試験を実施しています。
体外受精を始める100名の女性を対象に、専用の調査票を用いて、過去1年間、どの程度、身体を動かしているのかを測定し、また、胚移植後、妊娠判定まで専用の装置を装着して、身体活動の強度を測定しました。
測定データがとれた87名の女性の44名が妊娠しましたが、妊娠した女性は妊娠しなかった女性に比べて、家事や運動での身体活動が高く、身体活動スコアの平均以上の女性は平均以下の女性に比べて、妊娠率が2.93倍だったとのこと。
一方、胚移植から妊娠判定までの身体活動レベルは妊娠率に影響しなかったそうです。
注:上記も3つ前の記事と出所は一緒です。
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