自然手技療法

2月5日

小春日和と迄は行きませんでしたが、今日はとても気持ちのいい日でしたね。今年のような寒い冬は春が待ち遠しくてしかたありません。ですがすでに花粉症の症状を発症されている方がちらほら出て来て、今年は早いな、と思っていたら、なんと私もここ数日少しおかしい。

実は昨年くらいから何となく危ない状態になって来ています。私の場合、くしゃみと涙眼なんですが、クライアントの要望にはなんとかしたいと真剣になるのですが、いざ自分が花粉症か!という状況になってもまったくどうこうしようという気が起きなくて、大丈夫!くしゃみくらい!なんていとも介さない。

施術中に何度も鼻かんでいて「先生も花粉症になるんですか?」とか聞かれて、「そりゃなりますよ!、ボクだって!」「じゃぁ私が押してあげます!」とか言っていただいて、無邪気に喜んでいたりして(笑) ←バッカ

人の体にも季節があると言うと、??って思う方もいるかもしれませんが、イヌに換毛期があるように私達の体も四季折々、時節に合わせていろいろ変化しています。わからないのは感覚が鈍いからです。

これからの季節、冬から春への移り変わりは、一年を通じて一番大きな変化が体に引き起こされる時期であります。

五月病と言われる身体の不調を自然手技療法的に読み解くと、なんの事はない、ただ単に冬の体から春の体に移り変われ無いが為に四苦八苦しているという、ただそれだけの問題に過ぎません。

立春前後のこの時期に春の目覚めは始まります。いえ、野口整体の創始者、野口晴哉師によると1月中旬には第一弾の変化が引き起こされると言われているのですが、愚弟な私にはせいぜい今の時期にならないと察する事も出来ません。

収蔵の季節である冬には体も閉じて来る。皮膚も筋肉も骨格も、固く収縮する事により活動を低下させていきます。五臓六腑で言えば腎臓の季節となり、エネルギーを蓄えていく季節なのです。

漢方医学ではエネルギーを「腎精」と呼び、腎臓は生命力を蓄える大切な臓腑なのです。

そして春は「肝臓」が中心となり五臓の営みが行なわれ、新芽が伸びるようなとても勢いのある季節なのですが、冬の間に充分にエネルギーの収蔵が行なわれていないと様々なトラブルが発生してしまいます。これがいわゆる五月病です。

体の春は、まず肩甲骨の開閉からやってきます。春先に意味もなくワクワクするのはこの肩甲骨が開いて来るまさにその時の感覚です。

そして骨盤が開いていきます。やはり意味もなく何かやらねば!とやたらと行動的に、何かをしたい要求が引き起こされるのは骨盤が動き出すまさにこの時の感覚です。一般的に骨盤開状態は弛緩要求が強まりますが、この季節的変動とは別のものです。

最後に後頭骨、ラムダ縫合部が解離して春の体となるのですが、俗にいう「木の芽時」とは肩甲骨も骨盤も開かずにこの後頭骨が開いてしまいダイレクトに頭にエネルギーが上ってしまった状態をいいます。


春先に変身しちゃう人!
こっそりメールでもしてね!
3つの体操を教えてあげるから(^_^)v

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