産後の骨盤・不妊症

不妊治療と都市伝説?

 

どうしても赤ちゃんが欲してくて、かなりしっかりと不妊治療に何年も取り組み続けて、しかし上手くいかなかった…。キッパリと諦めて、これからは仕事に専念すると、気持ちを切り替えて復職した途端に妊娠した。。しかも自然妊娠である…

これは昨日、産後の骨盤矯正にお越しになっていたクライアントさんからお聞きした実話です。

よく都市伝説でささやかれているように、「仕事を辞めたら妊娠した」、あるいは「不妊治療を諦めたら妊娠した」という話を耳にすることがあるかと思います。

しかしカラダ的に考えると、これは充分に理にかなっていることなのです。

赤ちゃんが欲しくて欲しくてしょうがない気持ちに翻弄されてしまう…。

この状態は母性のスイッチが入ってしまっていますから、他のことが全く考えられないくらい強い思いに支配されてしまいます。

母性は自らの命なんて何の躊躇もなく投げ出すくらい強い本能ですから、種の保存という本能とリンクするとものすごく厄介な感情になります。

そのような場合の体内環境は、自律神経の中の交感神経が過緊張状態で過ごすことになります。

全くリラックス「できない」状態です。

しかしそのような交感神経が緊張している状態というのは、実はすこぶる「妊孕性が低下」している状態でもあるのです。

不妊治療をされながら来院される女性の多くが、このように交感神経の過緊張状態で来院されます。

ひどくなると、まるでヘルメットを被っているみたいに頭の鉢がパチパチに硬くなっています。

こうなると、なかなか妊娠できないんです。

妊娠しやすい体内環境というのは、このような状態とは真反対の

副交感神経が優位に働いた、充分にリラックスした状態が好ましのです。

会社を辞めるのも、今まで心血を注いできた不妊治療を諦めるのも、バランスを著しく欠いていた交感神経の過緊張が緩んで副交感神経が優位にシフトする大きな要因です。

よって今まで何度も体外受精など試みても上手くいかなかったのに、

いきなりこの方のように自然妊娠なんかするわけですね。

人の体というものは本当に不思議です。

よく自然治癒力という言葉を耳にすることがあるかと思いますが、自然治癒力とは絵に描いた概念ではなく、自律神経バランス、ホルモンバランス、免疫系の3つが高い次元でバランスが取れている状態が「自然治癒力が高い」状態です。

そして他の二つより自律神経系が頭一つ上位に位置します。

しかしこの自律神経系を整えるお薬というのはないんですね。

たとえあっても妊娠を望む時には体から抜きたいお薬なのだと思うのです。

では会社を辞めたり不妊治療を辞めたりする他に、どうやれば自律神経のバランスをとる事が出来るのでしょうか?

それは唯一「呼吸」をコントロールする事しかないのです。

これから赤ちゃんを欲しいと思っている、あるいは現在不妊治療を行なっている人は、

今流行りの「マインドフルネス」がお勧めです。

骨盤矯正がなぜ不妊治療に効果的なのか?

ダイレクトに構造体としての歪みが是正されるために血流の促進、また、内臓器の位置が正常化する事が主要因です。

そして、体に歪みがあると深い呼吸ができなくなる。結果として交感神経が緊張する浅い呼吸しかできなくなる。

よって体が歪み、副交感神経の働きが低下することも、妊娠を望む上では見逃してはならない大切な要因なんですね。

最近の当院での傾向性の一つに、一人目の赤ちゃんが1歳数ヶ月経って、そろそろ二人目を、

っていうお母さんがとても多いです。

その場合には、充分に栄養を考えていかないと、お母さんが老けるの早くなります!(笑)

毎回口を酸っぱくして食事のお話をさせていただきますがご理解くださいね。

自然手技療法って、産前〜産中〜産後のマタニティケアに抜群の効果を発揮します。

毎日矯正しながら、本当にいいなって思います(笑)

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