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言葉の病気

 『伝える本』山本高史著 を読みました。

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以前、氏がJ-waveに出演されていて、「言葉」に関するとてもおもしろいコメントを聞いて、amazonで即買いした一冊です。

 

彼は確かに「言葉のプロ」ではある様ですが、「文章」はなんと形容したらいいのでしょうか、読むのに苦痛を伴ったのは僕だけではないハズです。(失礼)

 

でも面白いことが書いてあったので紹介します。

 

 

「ぱねーっしょ」

 

 

意味わかる人いますか?

 

以下、抜粋しますね。

 

『10代の男の子に「ぱねーっしょ」と同意を求められても、オジさんは何がなんだかわからない。

誰かに「半端じゃないくらいすごいでしょ」という日本語に翻訳してもらわなければ、会話にもならない。「半端じゃないくらい」と言う最近の日本語を知らなければ話にもならない。』

 

 

確かにわからないですねw

 

 

『若い女の子に「あなる」と言われても、赤面しても、はしたないと怒ってもならない。彼女は「あ〜なるほどね」と言っているに過ぎない。

「カラアゲ」は「空元気でアゲアゲ」だ。「らいがん」は「来世頑張る」だ。』

 

『「KY」ならしっているよ!空気よ読めないだろ?と胸を張るオジさんはすでにKYだ。FKはファンデーション濃いめ、BPBはブラとパンツ、バラバラだそうだ。オジさんには要の無い言葉だが、オジさんがよく使うEDは「ええ度胸してる」だそうだ。』

 

AKY(あえて空気読まない)くらいならサラリーマンライフにも出番はありそうだが、わかったつもりで得意気に使っていると、KY4(空気読めない、心読めない、漢字読めない、顔キモイ)と笑われる。』

 

 

すごいですね! ぜんぜんわかりません。しかし、わからないのは何も若者の言葉だけではなく、実はオヤジ達が日常で使っている常用語も若者言葉にまったく引けを取らないレベルで「わからない言葉」のオンパレードです。

 

 

『問題があればそれを把握し、出来るだけ早急に解決策を打ち出すべく前向きに検討を開始いたします』……….はたしてこの人は、急いでいるのか急いでいないのか急ぐ気があるのか、やるのかやらないのかまったくわからない。

 

『「テロ特殊法とは、実は平成十三年九月十一日のアメリカ合衆国おいて発生したテロリストによる攻撃等に対応して行われる国際連合憲章の目的達成の為の諸外国の活動に対して我が国が実施する処置及び関連する国際連行決議等に基づく人道的借置に関する特別借置法の略らしい。」官僚の皆さんは難しいことを平易な文章にして伝えるという事だけは一流大学で学ばなかったのだろうか?

彼等は「等」「原則として」などの言葉を多用し、結局「例外」も許容させるのが「霞ヶ関文学」の基本らしい。さらに「加えて」が何に加えるのか?「考え得る」は何を考え得ると考えているのかを曖昧にする事で文章の解釈の可能性を増やす、つまり解釈を許さないようになっているのだ。』

 

 

たしかにそうなんですよ! ビジネスワードとビジネス文法っていうのがありますね。「弊社としては〜、と言う状況です。」「なるほど。よくわかりました。」って、ほんとかよっ!と思ってしまうアレです。

 

打ち合わせなどしている時、あまり乗る気でなかったり、自分の中で意思決定が出来ていなかったりする時には、やたらとオヤジワードを多用して話しているとお互いにそれらしい雰囲気が出来上がり、それっぽく時が流れていくと言う、例えて言うと「言葉の制服」ですね。

 

オヤジ語より若者語の方がダイレクトな分、わかりやすい。

 

ママ語、おばさん語にしても、著者の言うように、皆「言葉の病気」に掛かっているのかもしれない、と思ったのでした。

 

 

 

 


 

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