不定愁訴と呼ばれる病気ではないけどうんちゃらなんちゃらという体調不良・・・
言ってみれば体内環境がバグっているために様々な箇所でシステムエラーが発生している状態、と言った方が僕たちにはイメージしやすいかもしれません。
今日は体内で、一番多くの化学反応を支える「補酵素」である「マグネシウム」についてのお話です。
一般的にマグネシウムといえば骨に多く含まれており、欠乏すると骨粗鬆症を引き起こす原因になる、という認識があると思うのです。
骨ってカルシウムじゃないの?
ってタンパク質のブログでも書いたかもしれませんが?(書いたかな?)
骨の作りってタンパク質という基盤に、マグネシウムという糊で、カルシウムを貼り付けたような構造をしています。
骨は運動器系の機関として動作時に活躍しますが、ミネラルの貯蔵機関としての役割もあるのです。
もともと日本は土壌的にミネラル欠乏になりやすい土地であります。
その上にストレスフルな生活をしていたり、食事から十分に見合うだけの摂取ができなかったりした状態が続くと、骨に蓄えられたマグネシウムを動員して「体温の調整」とか、「血圧の調整」とか、「神経伝達を正常に保つ働き」とか、「筋肉の収縮弛緩を正常に行う働き」とかが狂わないように、僕たちの知らないところでマグネシウムを総動員して、体内環境を一定に保つために運営されています。
しかしそんな生活を続けていると、残念なことに骨はとうぜん脆くなりますよね。
これは閉経後の女性がカルシウムを吸収できなくなり、「骨粗鬆症」になるのと同じ理屈で、更年期以降の女性以外でもマグネシウムが欠乏すると骨は脆くなりますよ!ということです。
もちろんタンパク質欠乏でも脆くなります。骨メチャ大切ですからこれらは本当に良くないです。
体の調子が悪くて「マグネシウムが足りない!」って気がつく人ってほぼほぼいないと思うんですけど、マグネシウムが欠乏するとどうなるのか?と言いますと、
まず疲労感があります。
そして筋肉がつったり、脈が乱れてきたり、偏頭痛が起きたりします。
あと女性なら月経痛やPMSが酷くなったり無月経になったり。
けっこう一般的な不調じゃないですかこれらって。
ここで「あっ、マグネシウム足りない!」って思わないのは普通です。
ですがこれらの不調の原因って、実はマグネシウムが足りないから起こっているんですよ!ってことなんです。
ここを知っておくと対処療法ではなく根本的な問題解決の選択肢の幅が広がる。
マグネシウムってそのくらい大切な栄養素です。
次にどうやってマグネシウムをとって行くかという方法ですが、ナッツ類、海藻類、大豆などの他におすすめなのがエプソムソルト入浴です。
欧米では一番ポピュラーな入浴剤として知られていますが、マグネシウムの他にも様々なミネラルを経皮吸収することができますから、日常のヘルスコンディショニングとしてとても優れていると思います。(amazonで買えます)
美容のためにアーモンド!はかなり浸透していると思いますが、ぜひエプソムソルト入浴もしてみてください。
シャワーだけで済ませていた人も週末はゆっくりとエプソムソルト入浴!で体内環境改善に一番大切なミネラルバランスを整えて健康レベルの向上にお役立てください。
それでは今日のブログのまとめです。
『週末はエプソムソルト入浴で心身のバグりを調整してみたら?!』
以上です。