健康的な生活を送るためには、はたしてどのくらいの運動量が必要、とされているのでしょうか?
米国スポーツ医学界によると、1978年の段階では、「中〜高強度の有酸素運動を1回20〜30分、週に3〜5回行うと健康に良い」と言われていました。
しかし30年の時が流れ、2007年には「中〜高強度の運動を週5日最低限行うことを推奨する」と変わってきています。
この数字の変化には30年の間に生活が便利になり、より体を動かさななくなった社会的な背景がみえてきます。
先日、「手技療法 プラス 体幹トレーニング」のコースに来院された方がいます。
膝の痛みが気になりだしたので、日頃の運動不足を解消するためもあり、体操教室に通って運動を始めました。そして1日おきにウォーキングを始めたら、かえって膝の痛みが増してしまい、体操教室の先生の紹介で来院されたのです。
この方のケースでは、膝内側に負荷をかけるような体全体の歪みがあったので、良かれと思って始めた運動がさらに膝に負担をかけて痛みが強くなったのだと思います。
手技療法の施術を行い、背骨から骨盤にかけてのアライメントを整え、その上で体幹トレーニングを行なったら見事に膝の痛みがなくなりました。
実は多くの方が陥りやすいケースなのですが、日頃運動習慣がないのに、体のどこかに痛みが生じてから運動を始めるというのはかなりハイリスクなんです。よくなるよりも悪くなってしまうことの方が圧倒的に多い。
どこかに痛みなどが生じたら、まずは体の歪み、関節の狂いを整えることが先決なんですね。
当院の「手技療法 プラス 体幹トレーニング」は、運動習慣がなく、どこかに痛みを抱えている方が体を正しく動かし始めるにはベストの選択肢だと思いますよ。
まずは運動できる体作りから始めてみてはどうでしょうか。