(yahoo画像より)
今年の夏後半は、とにかく腰痛症でのクライアントの来院が多かったです。
これでもかと言うくらい、軽いぎっくり腰、歩くのもベッドに横になるのも大変な方、
寝返りも打てない重い症状の方、朝起きてからしばらくは腰も伸びずに大変な方、
片足に体重がかかると、お尻の中の方がビクっと響いて満足に歩行が出来ない方。
その症状は様々ですが、本当に毎日毎日、腰痛の施術ばかりしていた感があります。
産後の腰痛症は伸びきった腹筋と過度に収縮した背筋、
緩んだ骨盤の関節がオーバームーブと言われる過伸展されて、何かの拍子にズレたり、
負担のかかった筋肉が引き延ばされてギクッとなり、痛みが誘発されて痛みが引き起こされる
ケースがほぼ大多数を占めています。
先日来院された37歳、第一子7ヶ月のお母さん、やはり腰痛症でした。
妊娠中から腰は痛かったそうですが、ここのところの悪天候続きで、抱っこ時間が続いて
とうとう動くのもやっとという感じになってしまいました。
お身体を拝見すると、座骨の間の距離が広く、大臀筋を始め諸骨盤帯の筋肉が
弛緩しすぎており、腰に力が入らないものですから、お腹を少し突き出す様な感じで
立つ癖がついています。その反動で腰椎4〜5番の腰痛多発部位の筋肉群が硬く固まって
痛みを誘発した様です。
しかし質の良く無い系統の痛みではなかったため、ちょっと我慢していただき
スラストテクニックと骨盤矯正のテクニックを施し、 当初10あった痛みは瞬時に2〜3レベルまで
軽減することが出来ました。めでたしめでたしです。
その後、ストレッチや正しい重心、正しい立ち方などの指導をさせて頂き、
帰る頃には、ほとんど1有るか無しの痛みレベルまで回復することが出来、
「抱っこが楽です!」という言葉を残してお帰りになりました。。
しかし、ですよ、普通、あそこまで痛みがあれば抱っこできませんよ!
産後のお母さんたち、スゴ過ぎます!!マジですごい。
恐るべきは母性、だなと、あらためて勉強させていただいたのでした。
産後に腰痛でお悩みの方、くれぐれも無理せずに、早め早めのお手入れをお勧めいたします。
次回は、産後1か月で地獄の様な腰痛に見舞われたお母さんのお話です。