産後の骨盤・不妊症

【床上げ期間】

 

【知人のフィードより転載です。】

床上げについての文章なのですが、現代では、この様に過ごす事は難しいですね。

 

 

しかし、母体の健全さという観点から考えてみると、理想的な過ごし方だと思います。

 

 

出来る、出来ないとかは別として、です。

 

 

どうぞ、お読みください。

 

 

 

 

 

 

 

『日本では昔から、産後1か月は赤ちゃんのお世話以外は

一切せず横になっているように、特に水仕事(炊事、洗濯、お風呂掃除など)は

しないように言われてきました。

布団は敷きっぱなしです。

 

 

 

 

そして、約3週間〜1ヶ月後にやっと少しずつ起きて動き出す。
それを、臥床から起き上がるという意味で【床上げ】といいました。

 

 

 

 

最近は、この産後約1か月のうちに起きて、

赤ちゃんのお世話以外の活動をしてしまう方が非常に多いです。

 

 

 

 

第2子、第3子だから休んでる暇などなくて・・・という方が多いですが、

第1子であっても、産後ほぼすぐに仕事をされている方、いらっしゃいます。

 

 

 

 

結論。

 

 

『絶対に休んでください』

 

 

 

周りの家族の方、『休ませてください』

 

 

 

なぜなら、赤ちゃんを10ヶ月間守っていた子宮は大きく大きく広がっています。
出産により、子宮の壁は傷ついています。

その子宮は急激に小さくなり、約4週間で妊娠前の大きさに近づき、

6〜8週でほぼもとの状態に戻ります。

 

 

 

子宮の広がりとともに、骨盤は最大限にゆるみ、広がっています。

本来なら、この骨盤の広がりは『ゆるんで(やわらかく)』広がっているので、

安静にしていれば徐々に元に戻ります。

 

 

 

しかし、直接の骨盤への荷重、仕事などによる精神ストレスが

産後のお母さんにかかると、『柔らかく広がっていた骨盤』が、

『広がったまま固まって』しまいます。

 

 

 

横に広がって、開いた骨盤。
これは、見事な『おばさん体型』を作り出し固まった骨盤は、

腰痛、便秘、生理トラブル、冷え、肥満、自律神経失調など

様々な症状を引き起こします。

 

 

 

また、マタニティブルー(産後の精神不安定)を長期化させ、

いわゆる産後うつ(普通は産後の軽度うつは産後1か月頃がピークであるが、

それが数ヶ月もしくは1年以上続く)の原因ともなり得ます。

 

 

 

実例として、産後ほぼすぐに仕事を始めた方が腰痛を引き起こした例
産後、十分に休めなかった方が1年経った今でもうつの症状が続いている例
同じく、休めなかった方が徐々に膝の痛みと尾骨の歪みが出て来た例

 

を見てきました。

 

 

 

実は、産後にしっかり休んでくださいというのにはもう一つ大きな理由があります。

『出産後に歪んで固まってしまった骨盤は、再度出産することでしか治せない』

と、とある整体の流派では言われているからです。

 

 

 

実際に、産後のケアが不十分だった方の骨盤は、『ものすごく固い』です。

逆に言うと、出産後に適切なケアをすることで、妊娠前まで体調の悪かった方が元気になることも多々あるのです。

 

 

 

出産は、本来『最高の整体』と言われます。

産後のお休みをしっかりとることで、

すべての女性が『妊娠前より元気に』なることを願います。

 

 

 

ママの身体が元気であることは、お子様の元気につながります。

 

 

 

『子どものために、あなたがいる』のではなく
『あなたがいるから、子どもが存在していられる』のです。

 

 

 

自分の身体、大事にしましょう!!

 

 

 

読んでいただき、ありがとうございました。』

 

 

 

 

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