産後の骨盤・不妊症

日本の徒手医学

『歩くとお尻の奥の方がズキンって痛くて、ここ2〜3日は横になる事も出来ずに

ソファーにもたれる様にして寝ています。』

 

 

  

昨日、妊娠36週目、座骨神経痛のクライアントさんが来院されました。

 

仰臥位が出来ない、もちろん伏臥位もダメ、短時間の患側の右を上にした側臥位と座位のみOK。

 
治療家の皆さん、この様な場合にはどのように施術されますか?
 
 
 
 
自然手技療法の矯正テクニックは、身体均整法や野口整体、柔術の活法や操体法など、
  
コアの部分に日本伝承の徒手医学がぎっしりと詰まっているので、
 
たとえ座位のみでも、あるいは立位しかとれなくても施術する事がが可能です。
   
 
 
 
このケースでは幸運な事に、座位による上肢と足関節の操作で仰臥位で寝ても痛み無し、
 
歩行時の痛みも、大幅に軽減することが出来ました。
 
 
  
 
日本の徒手医学には、大きな特徴が3つあります。
 
一つは身体を液体的に捉えている事。
 
イメージとしては身体を、大きな皮袋に骨や膜やスジなどが入った物体、
 
あるいは、ビニール袋の中に水とか棒とかと諸々をいれた感じでしょうか。
 
どうすれば効果的にその袋を整える事が出来るのか?
 
その袋を揺すったり、振ったり、叩いたりして波動を生じさせると整います。
  
これは日本の伝統的な徒手医学で言う『ゆり』『ふり』『たたき』です。 
 
 
 
 
もう一つは、四肢の関節を操作する事で全体のバランスを整える事が出来る。
 
そして、腱の操作で全体を整える事が出来る。 
 
 
 
 
それらの多くは武術の修復術として閉鎖的に伝承され、明治期にアメリカより伝搬された
 
カイロプラクティックやオステオパシーなどの徒手医学と混じりあい、
 
昭和初期に野口晴哉、浪越徳二郎、亀井進、等、当時の名人と呼ばれる治療家が
 
世界に類のない独特の徒手医学形態を造り上げました。
 
 
 
 
 
他分野の製造業同様、日本人の手に掛かった徒手医学はとても優れた技術です。
 
特に身体を液体的に捉えた技術形態である「ウォーターテクニック」は
 
身体の含水量が増えた妊婦さんにはかなり適合性の高いテクニックです。
 
 
 
つくづく日本人はスゴい!!! って思いましたよ!
 
 
 
 
 
 健全な肉体に健全な精神が宿ります。
 
健全な肉体はフレームに歪みが無い事、適切な食事と休息が必要です。
 
毎日を健康で、元気に、ハッピーにお過ごしください!
 
 ___________________________________________________________

 

 

 

 

ボディーフレームという、「筋・骨格=運動器系」を整えることで、

 

神経の伝達を正常化し、血流を改善し、「食事」を見直す事で血液の質を変えて、

 

細胞レベルから元気溌剌とした健康体を目指していく『自然手技療法』

 

10月期生徒募集しています!

 

自然手技療法学院

http://school.aromartica.com/

 

 

 

 

 

 

 

 

関連記事

TOP