当院に「不妊矯正」で来院されている方は大きく分けて2グループあります。
レギュラーとなる1グループ目は、すでに産科で不妊治療を受けていて、友人の紹介により、あるいはネット検索により「骨盤内環境を整える」など、手技による骨盤矯正&食事栄養療法を行なって、身体全体を整えていく自然手技療法を知り、不妊治療と併用して施術を受けられる方。
この方達は、ホルモン値や、採卵や培養のステージが「不妊矯正」を行なう以前と比べて明らかに数字の変化として現れてくるためその有効性をすんなりと理解、納得してくれます。
少し少数派となりますが、もう一つの2グループ目は、まだ産科でのちきんとしたチェッキングは受けておらず、
「〜さんが?才で妊娠したからまだ間に合う??」
「〜さんからの紹介で、ここに来ると妊娠すると聞いてきました!」(ちょっとまって!!)
という感じで、基本中の基本である基礎体温もチェックしていない人がいたりします。
1グループ目の方々は、カイゼンすべき要項を、理由を述べながら話すと割とすんなりと受け入れ、その日から行なってくれる事が多い様に感じます。
2グループの方々で、最近私が出会ったいくつかの「溜め息」例があります。その中の一つをご紹介します。
39歳、自営業、結婚歴半年
『人間ドッグなどは毎年受けています。子供が欲しいので骨盤矯正をお願いします。
基礎体温?まだです。
ホルモン値チェック?まだ受けた事ありません。
排卵の状態?知りません。
骨盤を月に1度くらい整えていただき、ここ1年かけて妊娠出来たらいいなと思っています。
まだ大丈夫だと思うんです。知り合いが40歳で結婚しすぐに自然妊娠したし、友人の友人も41歳で自然妊娠しましたから。
矯正、お願いで来ますか?』
回答
「骨盤を矯正して欲しいと言われれば行ないます。月に一度と言われればそれで行ないます。自然妊娠を望むのもご自由です。しかしそれで妊娠率が高まるかと言われれば…………..』
なんとお答えしたらいいのかなぁ、この時は悩みました。
「不妊矯正」で行なっている事は、まず徹底して骨盤帯、および骨格全般の歪みのリセットワークを行ない、食事の改善およびサプリメント指導により血液の質をウェルネスの状態に持っていき、その他様々な生活上の問題点を改善していきながら、かなりの理詰めで身体と精神の変革を行います。
ここで秘密ポイントなのですが、産科ではホルモンバランスに重点を置いての治療がメインですが、
自然手技療法では自律神経系バランスに重点を置いている事です。
なぜなら多くの場合、ホルモンバランスは上位概念に有る自律神経系バランスの影響を色濃く受けるからです。
ではなぜ産科の治療では自律神経系バランスに手を出さないのか?
それは西洋医学では「抗精神薬」くらいしか打つ手が無いからです。
しかも多くの副作用を始め、これから妊娠を希望している方に、病気でもないのにそんな薬など処方出来ないからです。
よく「会社を辞めたら妊娠した」あるいは「不妊治療を諦めたら妊娠した』という事を聞いた事があるのではないでしょうか。
これらは全て風評という訳ではなく、会社を辞めた事により、今までずっと固くなに子供が欲しいと頑張ってきた思いを諦めた事により、自律神経系バランスが変化した結果の妊娠なのです。
自然手技療法では、自律神経系バランスを整えるボディフレームのリセトワークに加えてオリジナルのセルフコンディショニングメソッドを有しております。これが効くのです。
よって当院の不妊矯正で目出たく妊娠した方々は、ほぼ例外無く、全身のバランスが整い、超健康となり、肌の色つやも良くなり、笑顔が多く、穏やかになった結果、妊娠をしていく傾向にあります。
「最近、いいですね。あとはコウノトリのご機嫌次第かな!」
こんな会話をして、その後妊娠する、っていうケースが増えてきて、施術者をしてとても嬉しく思うのです。
本当にこの仕事はいい仕事だな、っと。
感謝。
感謝。
感謝。
こんなに幸せに仕事をさせてくださる皆様、本当に有り難うございます。
感謝。