腰痛といえば骨がずれたり筋肉が引きつったりして痛い！って普通は思いますよね。
これは体の「運動器系」というカテゴリー、動くための器官のグループですね筋肉とか骨格とかがやられてしまう。
しかし現代ではそこが原因ではない腰痛が結構多いぞ！というお話です。
この分類には一つの特徴がありまして、それは何かというと、運動器系と呼ばれる（筋肉とか骨格など）に原因がある痛みは、たとえ寝返りができないくらい痛い！あるいはトイレに行くのに這っていく！などヤバイレベルの痛みに襲われている時でも、安静にしていれば痛みはない、ということです。
これが運動器系が原因となって起こる「メカニカルペイン」と呼ばれる痛みの特徴の一つ目です。
そしてメカニカルペインのもう一つの特徴が「再現性」です。
右向くと痛い、上向くと痛い、あるいは屈めない、など「姿勢動作に伴う痛み」です。
ですが最近はこの「姿勢動作に伴わない痛み」、イコール再現性のない痛みが増えてます。
では、その原因はどこにあるかというと、「脳」にあるのです。
腰痛の８５％は原因不明であり、その中の多くが心因性である、というこの「心因性」というのはこのタイプの腰痛を指しています。
ごくわかりやすく簡単にいうと、筋肉が硬くなりましたよ！というスイッチが入りっぱなしになってしまい、脳の痛みを感じる部位が常に興奮していて痛みシグナルを発令し続けている状態、って感じです。
同じ腰痛の施術って言ってもこの手のタイプの腰痛を改善するポイントは頭蓋骨にあったり、首にあったり、お腹のどこか、腰以外にポイントがある。
そこがわかれば結構素直に反応してくれる腰痛です。
「この夏が一番涼しい夏だった」と言われはじめ、この精神が沈み込むような混沌とした暑さが続く中でこのノンメカニカルペイン性の腰痛がこれ以上増えませんように。１日も早く痛みなく晴れやかな気持ちで毎日を過ごせますように今日もクライアントのさんの体を整えてきます！