yahoo画像より転載
毎年4月に、パシフィコ横浜で「マタニティ&ベビィフェスタ」という妊婦さんが
全国から3万人以上集まる日本最大のマタニティイベントが開催されています。
主催者のマタニティビクスの創始者であり、日本の無痛分娩の泰一人者である田中康弘先生
のお身体を十数年来メンテナンスさせていただいている関係から、妊婦さんケアのためのブースを
提供してくださり、2012年より私が運営する「自然手技療法学院」の生徒たちと共に参加
させて頂いております。
せっかくそのような場を与えて頂いているのですから、妊婦さんケア以外に毎年何か妊婦さんの
手技療法的なデーターを集積しよう!と思いましていろいろな測定を行なっています。
一昨年に「妊婦さんの骨盤の歪みの測定」を行なったところ、2日間で述べ280人超の妊婦さん
を対象として、正中線(医学用語で体の中心を通る架空の線)に対しての左右平衡性、
下臀横紋の水平性の2項目での歪みがなく正常な妊婦さんは一人もいらっしゃいませんでした。
これには少しビックリしましたね。
骨盤の関節が緩くなるので、そのぶん片足立ちなどの重心の偏りだけでも平時より
ダイレクトに体の歪みとして現れるのかもしれません。
このような経験値とデーターを踏まえて、
「臨月まできちんと体全体を調整した妊婦さんはすこぶる安産である」
という当院に通われているクライアントさんたちの実績は、出産時には骨盤をはじめとした体に歪みの
ないことがとても重要であるとの証明につながるのではないかと思うのです。
考えてみればイメージできると思いますが、産道の周辺組織が引きちぎれるくらい
最大開口するわけですから、その時に少しでも歪みがあれば上手く開くわけないですよね。単純に考えても。
妊娠しづらい方への手技療法も、産後の骨盤矯正はもちろん、妊娠中も含めたマタニティ期には
手技療法をぜひぜひ受けてくれるようになるといいなと、思っているのです。