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若い力と心の時代

 この大震災により平和ボケしていた日本人の目が覚めたのではないかと感じているのは私だけではないと思います。

 

特に20〜40代の若い世代の想いや行動が、ツイッターなどを通じて目立つた様に思います。

 

「枝野る=100時間以上寝ないこと」

 

いまや動詞にまでなった枝野官房長官も40代、国の為に我が命と家族を投げ打ち崩壊した原発に突入してくださっている方々も同じく若き年代だと思います。

 

そして多くの若き経営者、アスリート、アーチストなどが募金を募り,物資の提供や運搬と言う行動を起こし、日本全国の若者達が何かせずにはいられないと、一斉に立ち上がったということも新しいウェイブではないでしょうか。じつに素晴らしいことですね。

 

しかしこの募金に関して、まだまだ未熟であろう我が国では、今後様々な問題が提起してくること危惧します。

 

なぜなら、下に私の友人のブログからの抜粋を記しますが、とにかく何か行動を起こそう、という熱い気持ちに駆られて立ち上げた基金も、集めたお金を,誰が、何に対して、どのように、配分し、使って行くのか,などの具体的ヴィジョンが明確なものはあまり無い様な気がするからです。

 

『2008年に完全引退した、マイクロソフト社の創業者であり個人資産家として資産額世界一のビル・ゲイツが、自ら創設した慈善団体の活動に専念しています。ゲイツは熱心な慈善家であり、開発途上国でのマラリア撲滅やエイズ対策に巨額の寄付金を拠出しています。彼は「個人資産の95%は基金に移譲する」と公言しました。基金の運営資金は個人出資の慈善団体としては過去最大級の300億ドル規模(約3兆4500億円)に達しているそうです。そして、衝撃的なゲイツの発表から数日後、さらに衝撃的なニュースが飛び込んできました。ゲイツに次ぐ世界2位の個人資産を持つ投資家のウォーレン・バフェットが自らの資産のほとんどをゲイツの慈善団体に寄付したのです。その額、じつに4兆円!

ゲイツは、世界中のプロジェクト郡から選び抜いた「医療」や「教育」といった慈善事業ポートフォリオを組成し、個々のプロジェクトの成果を厳しく評価しながらポートフォリオを組み替え、投資対経済効果ならぬ寄付対社会貢献効果の最大化を目指すのです。

 

カネを稼ぎ増やすよりも、カネを正しく使うことのほうがずっと難しいことを、聡明なビル・ゲイツは理解しているに違いありません。これだけのスケールでカネを正しく使うには、思想というものが不可欠だからです。』

 

集められた基金はその後、赤十字などの実績のある団体に寄付されて行くのだと思いますが、このことからも、国が、社会が,成熟して行くというのは,じつに様々な要因が必要なのだなと考えさせられました。

 

 

もう一つこの震災で明確になったことは,以前から言われていた「心の時代」というものが、はっきりと姿を現したなということです。

 

募金情報を探している時に、かなりのツイートで「ユニセフ危険! 評判悪し!!」との書き込み見た方も多いのではないでしょうか。

 

この情報化社会では,企業倫理が白日の元、真実は隠せないのだという事が誰の目にも認識されてしまいました。

 

これは企業に限らず個人にも言える事です。

 

ACジャパンのCM、「想いは見えないけど,思いやりは見える」、まさにこのCMそのものです。

 

どのような心のあり方で生きているのか,とう事が大切になったのだなと、この大惨事を通じて学ばされた気がしています。

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