自然手技療法

1月18日

昨年暮れ以来になるのでしょうか、久しぶりに来院されたTさん。残念ながら流産してしまったらしい…。
多くの不妊治療を経験した後に知人から紹介されて1年くらい前から体の矯正を行う事になり、ご本人曰く「奇跡的に!」妊娠したのですが、今回はこのような結果となってしまいました。ですが体の方には流産によるネガティブな歪みは見られずにお元気そうでした。ご本人も「調子がいい」とのこと。とりあえず何よりです。

なぜかわかりませんが自然手技療法ではホルモン療法から体外受精など様々な不妊治療を経験したが思わしくなかったという方の妊娠の症例が、施術している本人も少しビックリするくらいすこぶる高く、痛みの治療などと違い事が事だけに確証は持てないのですが、妊娠したご本人達が「矯正以外に考えられない!」と口を揃えてそのように申しているのですからやはりそうなのであると思うのです。

健康維持のため十五年来いらしてくださっているある年配の方の紹介で「みんなあの先生の顔を見ただけで妊娠しているからあなたも行きなさい!と言われて来ました」??などという問題発言をされた方も、もちろん自然手技療法による骨格矯正で無事に妊娠されて行きました。……よかったです。

これはいつも申し上げる事なのですが、自然手技療法が考える妊娠とは「畑と種」なのです。豊穣な土地に種が蒔かれれば自ずと発芽するのが自然の摂理です。発芽しないのなら畑を耕しましょう、という事です。もちろん種が?の場合にはダメですが。

妊娠にとって畑とは下部腰椎から骨盤機能をさします。わかりやすいようにここでは腰部としますが、この腰部は体の中心である故、立ち方一つ、頭のポジション一つ変われば筋緊張から血流まで変化します。かなり以前の事になりますが、プロゴルファーのジャンボ尾崎さんが腰痛を我慢してプレーしていたら肩を痛めてしまい、肘から手首までがダメになってしまったように、体の要である腰部の変位は全身に歪みを生じさせますし、その反対に身体各部の変位もめぐり巡って腰部の変位を引き起こして行きます。

ですから不妊は骨盤矯正をすればそれでいい、との短絡的な思考には無理があります。身体力学的な骨格変位だけ考えても上記のような全身のバランスが重要である上に、体内環境と言うphであったり自律神経バランス、ホルモンバランス、免疫系、そして体力等、総合的に好ましい状況が必要となってくるのです。

その点、自然手技療法=インテグレイテッド・ナチュロパシーは身体矯正を主軸として「食・息・動・想・環境」思考と言うライフスタイル全般を捉えて、その上で肉体、精神、健康を言う物を見つけ直して行くという、人間丸ごとを包括的に改善していくと言う医学であるゆえにこのような高効率をなし得る事が出来るのではないかと思われます。これは多くの矯正系の代替医療と比較してかなりのアドバンテージですね。

以前ある婦人科の先生との会話で、
「…といっても生理痛は治す事が出来ないでしょ?」
「いえ、私の所ではアシスタントでさえ非常に高い効果を出しています。」
「……..。」

現代医学では治療薬さえ無い生理痛や(あるのはペインブロックです)、難治と言われている喘息など、薬の効かないほとんどの病は骨格の歪みから引き起こされているのではないかと思います。なぜなら体が変わる事によりすこぶる元気になるからです。初潮以来、年に数度救急車で運ばれるほどひどい生理痛の女性がケロッと元気になっている様などを見るにつけそのように思うのです。私はごく平凡な人間ですから奇跡など起こせる訳は無いです。なるべくしてそのようになるのです。ですからきちんと指導するとアシスタントでさえそのような結果を出せるのだと思います。

それにしてもなんとまぁ中性化した男女の多い事か…。

有性生殖の意味が無いじゃない。。

関連記事

TOP