腰痛症・産後の腰痛

産後30年来の不調の原因とは

ちょうど1年ほど前に牛久市から知人の紹介で来院された、腰痛を始め

様々な主訴を抱える60代の女性Aさんです。

 

 

おもな主訴として、時々右足が抜ける様に痛んだり、お尻の奥がうずく、背中から首にかけての

強いコリ感、頭痛、不安感、動悸など。

 

 

3人目の子供の出産がかなり大変で、その後すぐに自律神経失調症にかかり、

常に身体の調子と相談しながら過ごして来たそうです。

 

 

多くの病院にも通い、整体、カイロ、鍼灸、漢方薬など良いと言われる物はすべてやって来たが

効果はその場だけで根本治癒にはならなかったそうです。

 

 

また更年期を迎えてから、より身体も心も辛く感じる様になっていました。

 

 

身体の特徴として、骨盤の左右不整合〜右腸骨の開大ー下降が顕著で仙骨前方滑りをおこしています。

きっと3人目の出産以降に、まだ骨盤が閉位を取る前に動きすぎて歪みを伴いながら

産後の回復が中途半端なまま安定してしまったのだと推測されます。

 

 

このパターンは女性が、出産〜更年期にいたる身体の推移で典型的なネガティブケースの一つで、

骨格の基盤である骨盤部位に生じた弛みと歪みが運動連鎖となり全身に波及し続けながら

長期にわたり心身のバランスを崩していきます。

 

 

私は今までにこの方の様なケースを数多く見てまいりましたが、5年ほど前から周産期の

骨格矯正に力を入れ始めてから不調の機序が明確に理解することが出来ました。

 

 

現在Aさんは、著しく元気を取り戻され、腰痛の頻度、背中の張り感や首の痛みを始め

今までずっと付き合って来た身体の痛みもほぼ無くなり、気持ちが10倍ほど明るくなっています。

 

 

先日はご主人と娘さんが共に来院してくれて、Aさんがこんなに元気になったと

心より感謝している、家庭内が明るくなったとの言葉を頂きました。

手技療法家にとってもっとも嬉しい瞬間でした!

私の方が感謝したいくらいです。

 

 

体が変わる事で、人ひとりの人生が変わる。

その方のご家庭が変わる。

家族全員が幸せになる。

手技療法家身寄りに尽きます。。。

 

 

もっともっと元気になりましょうね、Aさん!

 

 

感謝です!

 

 

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