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フェリチン値が40以下の人は妊娠してはいけません??

 

アメリカでは、フェリチン値が40以下の人の妊娠は推奨されないそうです。

 

とくに避妊治療の現場で言われていることらしく、その理由として着床しづらいことや、

 

流産や早産のリスクが高まるからだそうです。

 

フェリチン(貯蔵鉄)は通常の血液検査ではわかりません。

 

当院で「赤ちゃんの欲しい方の矯正」にお越しになる人の多くが、やはり鉄欠乏が

 

疑われます。貧血はあまりに身近であるために軽く考えがちですが、とんでもないことです。

 

鉄は生命維持のために必要不可欠なミネラルなのです。

 

妊娠だけではなく、肥満や、糖質依存症などの陰にも鉄欠乏があると言われています。

 

以下は「ケトン体が人類を救う」の著者であり、宗田マタニティクリニック院長である

 

宗田哲男先生のフィードです。ぜひお読みください。

 

 

 

女性の肥満、生理不順、様々な不定愁訴がある方に、フェリチンを測ると、ほとんどが鉄不足であることが分かります。鉄を補給していると、どんどん症状が良くなっていきます。

ヘモグロビンが12と言えば貧血ではないはずですが、フェリチンが5以下という方もいます。この場合も鉄の補給で見事に変わります。

3か月で甘いものが食べたいと思わなくなったという方がいました。糖質過多を克服できないのは、意志が弱いのではありません。鉄不足がそうさせているのです。

ただ今のフェリチンの基準値は5-100となっていますので、50以下でも30以下でも鉄不足だと、ほとんどの医者は思いません。

血清鉄は現金、フェリチンは貯金です。現金では、表向きなんとか回っていても、細胞や組織では貯金がないと呼吸できないのです。

解糖系はいわば現金での取引場、物々交換や質屋、大黒屋の経済方法です。鉄不足では解糖系を使わざるを得ません。甘いもので勝負してしまいます。
クエン酸回路は、大量に富を生む、金融業のロンダリング回路です。ピルビン酸をつぎ込むと回路が回るとドルやユーロにも変えて増やして、それを次に電子伝達系という資産運用機関に持っていくと効率的な運用をしてくれるので、物々交換では無理だった大量のATPが手に入る。(高井研:生命はなぜ生まれたのか)

この資産運用機関、電子伝達系には、チトクロームという鉄で構成される酵素が必要なのです。鉄不足では、効率的、資産運用ができないのです。
鉄!鉄!鉄!鉄こそ生命体の基本エネルギーのカギを握っています。

クエン酸回路は、またケトン体を産生するのも最適な回路です。脂肪酸を使い、鉄を燃やせば、生命体は癌でも寄せ付けません。ヒトにとっては、肉食は鉄も脂肪酸もビタミンも補給できて効率的で、生命維持の最高の原料になります。ケトン体と鉄、素敵な組み合わせです。

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